『学びを結果に変えるアウトプット大全』読書メモ
1. 本書の概要
著者: 精神科医・樺沢紫苑
概要:
- 「インプット過多」ではなく、「アウトプット」を重視することで、学んだことを効果的に身につけ、自己成長につなげる方法をまとめた一冊。
- 科学的エビデンスを根拠に、仕事や勉強、日常生活でのアウトプットを充実させるための具体的なノウハウが多く紹介されている。
- 社会人に限らず、あらゆる人に向けて「どうアウトプットすれば人から評価され、人生が好転するか」のヒントを提供する本になっている。
2. 本を読んだ目的
-
学んだことを効果的に身につけたい
プログラミングや読書などで得た知識をどうアウトプットすれば、より早く自分の血肉にできるのか。その具体的な手法や考え方を知りたい。 -
アウトプットの習慣を身につけたい
「できる人ほどアウトプットを重視している」という著者の視点から、自分に合ったアウトプット術を実践したい。
3. 本の全体像
- キーワード: アウトプット
学習や経験から得た知識は、アウトプットすることで記憶として定着し、現実に変化をもたらす。 - 黄金比 in:out = 3:7
多くの人はインプット過多になりがちだが、インプットの2倍以上アウトプットすることで効果的に学びが深まる。 - アウトプット方法の具体例
「書く」「話す」「行動する」「トレーニングする」など、多角的にアウトプットする習慣を身につけるとよい。 - 継続するしくみ
目標設定や手書き、短時間集中のコツなど、日々実践するうえで役立つヒントが数多く紹介されている。
4. 読書メモ
以下、手書きノートを文字起こし→Geminiで整形したもの。
P30~ 多くの人はインプット過剰
- in : out = 3 : 7 がいい
- インプットの2倍アウトプットする!
- インプット、アウトプットの後がいい
- なぜうまくいった?
- 失敗した?
- 次は何をするか?
- 「なぜ?」を放置しない
疑問を自分で解決できないと
次のステージに行けない - アウトプットすると記憶に残る
現実が変わる、行動が変わる
楽しい、自己成長する
→成果が出る!
P86. 怒るのは自分のため、叱るのは相手のため
2章のどこか、あいさつするだけで信頼UP!
p98. 自己紹介 30秒,60秒パターンを用意
- 誰にでもわかるように
- 差別化ポイントを作って記憶に残す
- 数字を盛りこむ
- 非言語をいかす
- 自分らしさを追加する
P115, 書けば書くほど脳が活性化する
- PCより手書き
p118 書きこみながら読む→アウトプットになる
- 「気付き」にアンダーライン
P120 インプットの直後に書くといい
- 脳内の状況を1枚の写真にする
- 脳のたなおろし
P122 らくがきで記憶力UP
- ハートとか
- 感情が刺激になるから
- ヘンリー・フォード、ジョブズ、太宰治もやってた
P124 1度にできることは3つまで
- →書き出してたなおろしする
- きれいな机のほうがはかどるのと同じ
p128 文章を速く書くこつ
- 時間を決めて書く
- 構成を決めてから書く
- 3~4倍 speed up!
- 起承転結
P134 朝イチでTODOリストを書く
- 起きて2~3時間はゴールデンタイム
- 紙に書く
- 机の上に常に置く
- 達成したら消す
- →脳のワーキングメモリを有効活用
P138 気付きはすぐにメモする 30秒~60分以内
P150 思考の軌跡を1冊のノートにまとめる
- 1冊にすべてまとめる
- プライベート、仕事で分けるのは非推奨
- こだわりのノートを!
- 見開き2ページに収める
- レジュメにメモしない
- 細かくとりすぎない
- 気づいたこと、重要なことだけで良い
- 気付きを3つ書く
- 発見、学び
- Todo を3つ書く
P154 構想まとめ
アナログ | デジタル |
---|---|
抽象的 | 具体的 |
感覚的、直感的 | 論理的 |
俯瞰 | 虫の目、細かく |
漠然 | 詳細 |
紙、ペン | パソコン |
P156
- ノートを使ってアイデア出し
- 目次を作る
- 次はどうしようってならなくなる
- スライドを作る
1:イントロ
2:入門
3:応用
4:まとめ
p162 引用する
- 説得力UP↑↑
- 引用元を明記。権威
- 数字を正確に、ふだんから引用元を集める
P166 要約力をきたえる
- twitterで本や映画の感想をツイート
P168 具体的な「実現する目標」を立てる
- ちょいむずにする
- 期限をつける
- todo にする
- ダイエットする→3ヵ月で2kgへらす
- 客観的に評価できるように
- 小さな目標に分割
P172 目標は毎日見直す、見返す
- 公言する
- 定期的にフィードバックする
P178 口頭だけ vs 絵ありで説明
-
72時間後まで残るのが6倍の効果!!
-
画像優位性効果
-
脳の9割が視覚情報 90%
-
視覚情報の処理速度は文字情報の6万倍
-
記憶の8割は視覚記憶 80% →学習効果は400%
P180 メールチェック
- 始業直後はやらない
- 朝が一番集中できるから
- 5分以内におさえる、返信は休憩のとき!
- メールチェックはまとめて!
- 3時間おき、1日数回など
- 返信は「今」やる
- 「あとで返信」は2倍時間がかかる
- 同じものは2度と開かないくらいで!!!
- 一次返信をする
- 時間が必要なときは「いつ返す」を送る
- 相手の時間を大切に
- 相手が急いでいるなら早く、
P190 chapter 4 続ける
- 「今日やる」ことだけを考える
- 楽しみながら実行する
- 自然と長続きする!
- 目標を細分化する
- 毎日記録する
- 結果が出たらごほうび!
- ドーパミンが出る→モチベUP
P196. 何かを習得→人に説明できる」レベルを目指すといい
- 友達同士、講師をする勉強会、プロになる
P204、がんばればなんとかなりそう、をくり返す!
P206.「まず始める」→やる気スイッチON
- 「作業興奮」5分やるとスイッチがつく
P208. とりあえずやってみる
- トライアンドエラーで自己成長をくり返す
- 楽しみながらやると効果UP
P212. 決断
- 5秒で決断する!
- ワクワクする方をえらぶ
- 迷ったら、最初に思いついた方を優先する
- チェスの名人
5秒で考えた手と、30分の手は86%一致
十分な経験があるなら、5秒の決断は正しい。
P214. つらい・苦しいは吐き出す
- ノートでも、人に話すでもOK、デトックス
P216. 30点を目指して作る
- 直して50点に→70点→90点→100点
- 第一稿はさっさと作っちゃう
- 直しの時間を確保する
P218.「目標」ではなく「ビジョン」をかかげる
- 人を率いるためにはビジョンが必須
ビジョン | 目標 |
---|---|
未来の理想像 | 現実的な目標 |
他者、社会貢献 | 現実的、実利的 |
モチベUP | モチベDOWN |
協力、応援、団結 | 非積極的 |
自発的,能動的 | 人任せ、受動的 |
P220 笑うと10秒でストレス発散
-
免疫UP
-
記憶力↑
-
長生き
-
ストレス↓
-
ポジティブになる
-
痛み↓
-
幸せになる
-
泣くのもストレス発散になる
-
泣ける映画見るとか
「怒り」はコントロールではなく受けながす
- 深呼吸する
- 5秒吸う
- 10秒はく
- さらに5秒ではききる
- これを3セット
P226 7時間以上寝るのは必須
P232 1日15分の「スキマ時間」を活用する
- だらだら60分 < 集中して15分
- 15分でアウトプットする
- スキマ時間をつかう
- スマホで
- ←イマイチぴんとこない
時間が作れないなら、インプットを減らす!
アウトプットしないインプットは意味がない!!
「月3冊読んで、3冊アウトプットする」
- 1年続ければ、ビジネスマンの上位20%に
P250. 読書感想テンプレ
- ビフォー
- この本を読む前は~だった
- 気付き
- ~に気付いた
- to do
- ~を実行していこうと思う
5. 今後実践すること
本書で紹介されているアウトプット術や習慣づくりを踏まえ、実際に取り組みたい具体的なアクションをまとめた。
-
インプットとアウトプットの黄金比を意識する
- 「in:out = 3:7」を心がけ、学んだら即アウトプット。
- アウトプットの際は必ず「なぜうまくいった?」「なぜ失敗した?」「次に何をする?」と振り返る。
-
手書きのメモとノートを活用する
- 読書中に「気付き」にアンダーラインを引き、すぐ書き込む。
- 思考の軌跡やTODO、アイデアは1冊のノートに集約。見開き2ページに収まるようシンプルに。
-
朝イチでTODOリストを書く
- 起きて2~3時間が最も集中できるゴールデンタイム。
- その日にやるべきことを紙に書き、達成ごとに消していく。
-
「まず5分だけやってみる」習慣をつくる
- 作業興奮を利用し、とにかく着手してやる気スイッチを入れる。
- 「30点でいいから第一稿を作る→修正で完成度を高める」流れを重視。
-
スキマ時間をアウトプットに当てる
- 1日15分の集中アウトプットで、生産性を高める。
- メールチェックやSNSは時間を区切り、まとめて処理する。
-
具体的な目標を立てて毎日見直す
- 「ちょいむず」「期限つき」「数値化」「小さく分割」して定期的にフィードバック。
- 公言し、周りの力も借りてモチベーションを維持する。
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笑いや泣きでストレスをこまめに発散する
- 笑うと10秒で免疫力UP、泣くのもデトックスに効果的。
- 怒りは呼吸を意識して流すなど、感情コントロールの方法を実践。
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「ビジョン」を掲げ、周りを巻き込む
- 自分がワクワクする未来の理想像を示し、モチベーションを高める。
- 他者や社会への貢献が視野に入ると、継続力が上がる。
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人に伝える・教える機会を意識的につくる
- 何かを学んだら、友人や家族に話す、SNSで発信するなどアウトプットを強化。
- 説明できるレベルを目指すことで、理解が深まり記憶に定着しやすい。
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「もう少しがんばればなんとかなりそう」を積み重ねる
- 高すぎる目標ではなく、成長を感じられるラインを何度も設定して達成感を味わう。
- 失敗を恐れずトライアンドエラーを繰り返す。
まとめ
『学びを結果に変えるアウトプット大全』では「アウトプットをすると現実が変わり、行動が変わり、自己成長につながる」と強調されている。 特に「インプットの2倍アウトプットしよう!」という意識づけは、日々の学習や仕事の効率と質を大きく向上させる鍵になる。
まずは、 「読んだらすぐ書く」「朝イチでTODOリスト」「5分だけやってみる」 といった身近なところから試してみる。